NLPビジネスコーチ/ディスカッションパートナー

SAITO OFFICE

ワーケーションは機能するのか?

ワーケーションって何?


(@グアム)

フリーランンス、ノマドワーク、多拠点、副業、複業、ポートフィリオワーカー

そんな「働き方革命」文脈のキーワードの一つに「ワーケーション」というのがあります。

-work
-vacation

を合わせた言葉。

ヴァケーション取りつつ仕事をしましょう!
どこでも働ける自由が手に入りますよ!

という、そこだけ切り取ると「ステキな働き方」の提案です。

 

ワーケーションを実践してみた私的法則

私も去年の旧正月のグアム、国慶節の四川、秋のミャンマー、先日のタヒチ旅行で実践してみました。

そこには私なりの法則が、、、

それは、街(都市)だと負担じゃないけど、リゾートでは無理!ということ。


(@ヤンゴン)

 

どこからがヴァケーションなのか問題

基本的にワーケーションというと、「毎日2時間ぐらい、メールのやり取りを中心とした軽い仕事をしましょう」という感じですが、私は毎回、資料作成やテレカンなども持っていきます。

そもそも、その時点で「ワーケーション」的ではないのかもしれませんが、10日前後の休みに合わせて前後に対面での仕事を寄せてつつ、通常家でやっているようなことは全て振り分けることは無理なのが現状。

しかも上海の自宅への往復やら、短期での旅行やら出張やらも入っているので、毎月毎月10日前後は東京にいないので、「ヴァケーションなのか?日常なのか?」クライアントさんにとっても私にとっても定義が曖昧。

その上、クライアントさんたちは私の予定をfacebookを通じて知るという、事後確認的な。

それでも、どこにいてもどんな時でも仕事は流れて行くわけで、クライアントさんにとっては至って日常。そのため私にもいつものように仕事が来るのです(コーチングよりも、顧問業やディスカッションパートナーの場合が多いです)。

それはテクノロジーの進化によって可能になった「多拠点ワーク」の素晴らしさでもあります。

しかしながらその反面、「どこでも仕事をガッツリできてしまう」という弊害も。


(@四川 パンダ基地)

 

街だとできてリゾートだとできない理由

振り返ってみると、四川、ミャンマー(ヤンゴン)は観光などはしているものの、あくまでも街。

ペースが違ったり、そこに住む人たちは休みだったりはしますが、基本的には商業活動が行われているところなので、私の気持ちも割とオン。

ところがグアムやタヒチは、ロケーションが「休め」と言っている。


(@タヒチ)

オンになりたいのに(ならねばならないのに)、オフを強要される訳です。

部屋に戻って机に向かっても、海が見える。

パソコンを開けても、手元にはスパのパンフレットが。。。

そんな状況で、日常の仕事をこなすのはナカナカ負担ですね。簡単に想像つくかと。。。

さらに、仕事しているうちに何かトラブル(zoomが調子よく繋がらなかったり。資料作りに想定以上に時間がかかったり。プロジェクトがスムーズに進んでいなくて予定外にやり取りがあったり)があると、イライラに引きずられて休みが十分楽しめなかったり。

 

ワーケーションは機能するのか?

持参する仕事の量や、行き先、そして本人の心構え(←これが一番大事)によると思いますが、ワーケーションは基本的に機能します。

「負担」とはいえ、グアムでもタヒチでも予定通りの仕事も終えましたし、(イライラ引きずったものの)シュノーケリングやらドライブやらの非日常を楽しめました。

もちろん、街中での仕事は東京にいる時とあまり変わらず普通にこなせます。

私の今後の課題としては、

①、リゾートに行くときは「ヴァケーションです(=仕事しません)」モードで行く

②、リゾートでも気持ちオンの気持ちと環境を作る

のどちらが私にとって、クライアントさんにとって快適かを模索することです。

こんなまとめを書きながら、「②の方が私にとって気持ちがいいな」なんて思いつつ、、、

まだまだ「働き方革命」の実験は続きます。