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買い占めの土俵に上がらずに物を手に入れる方法

緊急事態宣言で起こること

明日、2020 /4/7(火)に緊急事態宣言が出される予定です。

TVではスーパーに大行列ができていると伝えています。

「なくなったら心配だから」とインタビューを受けていた人たちの答え。

「私の分がなくなったら困るから、多めに買っておく。」

自分が生き残るための本能的な行動ですので、まずは自分の安心・安全を確保できないと「周りのことを考えて」というのは難しいのです。

 

ナッシュ均衡

数学者のジョン・ホーブス・ナッシュが、このような非協力的な競争の心理を数値化しています。

縦と横に、わたし、あなたを置きます。

私とあなたの行動、買い占めるor買い占めないを置きます。

それぞれの行動のマトリックスにし、得られるものを数字としておいていきます。

  1. 私もあなたも買い占めようとすると、私もあなたも手に入れられなくなり、「-1」という損をする状況がおきます(赤円)。
  2. 私が買い占めないと、あなたは私の分を手に入れられるため、私は「−1」となり、あなたは「+2」を得られます。
  3. 反対に私が買い占め、あなたが買い占めない場合は、私は「2」、あなたは「−1」となります。
  4. 私もあなたも買い占めを行わなければ、両者とも「1」づつ手に入り、双方にメリットがあります(青円)。

ここで、ます内にある数字の足し算をすると、赤円は「−2」、青円は「2」、その他は「1」となります。

青円の「私もあなたも買い占めない」というのが、最大の「2」となり、これが社会利益として最大となり、これを「ナッシュ均衡」と呼びます。

赤円の「私もあなたも買い占める」が最小の「−2」となり、社会的利益も最小となります。

社会的利益を最大にするのが良いというのは言わずもがなですが、相手の考えていることがわからないため、自分にとってメリットが出る可能性がある「買い占め」を先んじてすることが個人の利益の最大になるのです。

 

「買い占め」競争に入るのはリスクが高い

今回の競争における場となる混雑している「スーパー」に行くのは感染リスクが急激にアップします。

すでにみなさんもご存知の通り

3蜜(密閉、密集、密接)の場になっているからです。

では、どこで買い物をすれば良いのでしょうか?

 

他の人と違う行動をすれば良い

パニックになってまとめ買いをしようとしたらあなたならどんな行動をしますか?

人よりも早く→今すぐ、朝早く

品揃えの良い、手頃な値段→スーパー

となりますよね?

それを避ければ良いのです。

実際、私がみている限り、初めての「土日外出自粛」がされた際、月曜日の12時ごろのマルエツとサミットはガラガラで、ほぼ全ての商品がありました。もしかしたらお気に入りのブランドはない場合もあるでしょうが、代替え品はありそうです。

チェーンのスーパーは混んでいますが、必要最低限の食材や雑貨であれば、家族でやっているようなミニスーパーで手に入ります。こちらは週末もガラガラでした。

コンビニでは野菜やお肉などは手に入りづらいですが、メジャーな加工品や雑貨は手に入りますので、夜や早朝に行くと安全だったり。

少し前、トイレットペーパーや除菌シートがドラッグストアやスーパーで品切れていた時、個人経営の近所の文房具屋さんが商店や事務所に雑貨を届けているのを思い出し、見に行ったところ購入することができました。

地元商店街の八百屋さん、お肉屋さん、酒屋さんにも商品はあり、オープンスペースなので安全そうです。

個人商店での売り上げは急激ダウン中と聞いていますので、お店は大歓迎してくれるでしょう。

ワンストップで全てが手に入るわけではないのでちょっと手間ではありますが、安全に目的(ものを手に入れる)が達成できる方法はいろいろあるのです。

 

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